発掘第5弾!統合前の施設「旧勝田、那珂湊市営火葬場」
画像引用:勝田市市勢要覧1962、那珂湊市市勢要覧1955、1961、1978版
国土交通省 空撮画像
水戸市の北隣に位置し、人口15万を有する「ひたちなか市」。以前は勝田市と那珂湊市に
分かれており、それぞれに独自の火葬場を持っていました。昭和59〜60年にかけて以前当
サイトで紹介した常陸海浜広域斎場に統合されるまで稼動していた訳ですが、今となっては
その存在すら記憶から消えようとしています。特に勝田市の火葬場については残存する画像が
非常に少なく、収集に苦労しました。
*画像をクリックすると拡大画像が別ウィンドウで開きます。
旧勝田市営火葬場
勝田市市勢要覧1962版より記事抜粋
JR勝田駅から海に向かって通称「33m道路」を行くと、道路右側消防署の裏手に
一見古い銭湯のような施設が目に飛び込んできます。それが「勝田市営火葬場」です。
この画像はやっと見つけた当時の姿なのですが、近付きすぎのショットなので一体何が
なんだかさっぱり分かりません。
昭和26年完成、木造モルタル上屋に重油火葬炉2基を搭載した「かなりショボい」施設でした。
という訳で、当時の記憶を頼りに旧勝田市営火葬場の平面図を書いてみました。
ヘタクソでゴメンナサイ。
この火葬場はワイヤーで吊った細い鉄製の煙突に特徴があり、風の強い日は
煙突がグラグラ揺れるので、火葬中見ていてとても怖かったように記憶しています。
既出ですが、これが現在の火葬場跡地です。
完全に消防署の駐車場&資材置き場と化しています。
昭和38年度の火葬場利用状況。
数字が夏に跳ね上がっています。暑さのせいでしょうか?不思議です。
旧那珂湊市営火葬場
那珂湊市市勢要覧1955、1961、1978版より記事抜粋
昭和30年当時の那珂湊市営火葬場概要。
下の画像で紹介する以前の施設です。田沼式...今はもう無くなっている製造元
でしょうね、多分。
そしてこれが昭和35年に建設された旧那珂湊市営火葬場の竣工当時の姿です。
重油火葬炉2基を搭載したオーソドックスな施設です。那珂湊の消防署から西に
畑の中を入っていった行き止まりの、マムシが出そうな谷地状の場所にありました。
昭和49年の空撮画像。
この頃の火葬場の周囲はサツマイモ畑と荒地です。
旧施設末期(昭和53年)の状況。
隣に新しく体育館が出来ました。画面右端に煙突だけチョコット見えていますね。
旧施設末期の昭和55年空撮画像。
巨大な体育館や図書館などの公共施設に徐々に囲まれ始めています。
現在の火葬場跡地。
正面ヒマラヤ杉の奥に火葬場がありました。左側の体育館は以前のままです。
現在この場所には公共施設が集中していますが、火葬炉があった場所には
何も建物が建てられていません。火葬場跡地利用の難しさを痛感してしまいます。