H崎町営火葬場


台風が夏をどこかへ連れ去ってしまったような日。
どことなく秋を予感させる海岸通りを”ある場所”へ向けて
車でひた走ります。

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まるで映画のワンシーンに登場するような、すばらしい景色です。
お盆前はあれほど走っていた海水浴の車も、今日は一台も見かけ
ません。


  
目的地直前でちょっと一休み。
こんな景色の良い場所に、私は事もあろうに「火葬場」を探しに
来ています。本当、物好きですね...


  
先程の休憩場所から車を走らせること数分で、目指す「H崎町営火葬場」
が見えてきます。


  
途中ゴミ焼却場があったりして少しガッカリしましたが、リゾート地の
防砂林に囲まれた開放的な一角に、お目当ての火葬場が静かに
佇んでいました。


  
表札です。
「ゴメンクダサイマセ」...お邪魔致します。


  
昭和42年に建設されたこの施設は、今となってはI県に残る
唯一の”煙突付き焼き場”です。立地場所の関係でしょうか、
古い施設のわりに、カラッとした明るい印象がします。


  
正面から...
建物が空の色と絶妙にマッチしていて、植え込みの樹木の
アクセントにより、まるで南の島にいるような感覚をおぼえま
す。


  
角度を変えて...
”新しいだけが全てじゃない”という御手本のような施設です。
久々に「絵になる火葬場」ではないでしょうか...


  
北側の門から撮影。
まだ8月なのに、ほとんど秋空って感じですね。子供の頃は
サボっていた宿題に追われる「イヤな時期」でした(笑)


  
火葬棟入り口。
正面が透明ガラスでしたので、とりあえず”炉前”行ってみますか。


  
炉前その1。
火葬炉は3基のようですが、そのうち1基が離れた場所にあるので
2ユニット(増設した?)みたいです。
う〜ん不思議なレイアウトですね。


  
炉前その2。
台車式火葬炉のようです。作業室へと続くドアが開いています。


  
炉前その3。
各化粧扉の右上に、断熱扉の開閉S/Wがあるのが判ります。
床のタイルは所々交換が必要かも...


  
台車のアップ。
台車の上に乗っているのが、色々な掲示板を賑わしていた
”五徳”というヤツです。(台車で使うロストルのような物)


  
待合室。
ここに限らず古い火葬場に共通して言えることですが、非常に「狭い」です。
もっとも、昔は自宅で葬儀を行なう場合がほとんどなので火葬場には
ただ「焼きに来る」だけだったから、この程度のスペースで良かったの
かもしれません。ちなみに、現在では火葬場入り口の近くに民営斎場が
出来ており、会葬者はそこで待つ事も可能です。


  
北側藪の中から撮影。
裏に廻ろうとしたんですが、結局ヤブ漕ぎのハメに...(笑)
蚊と蜘蛛の巣の猛攻に遭ってしまいました。

チクショー...か...痒い!!


  
藪から脱出して...
地下タンクの上に乗って撮影しています。
燃料の種類は不明ですが、周囲に漂う匂いから判断して「A重油」に
間違いありません。


  
煙突の付け根。
見ての通り、地下煙道タイプです。上に乗っている箱は排風機です。
レイアウトから判断して再燃炉は多分付いていないでしょう。


  
前頁のアップ。
手前にある砂or砂利のような物がひょっとして”聖砂”???
...な訳ないですよね。


  
煙突を見上げて。
高さは20m位でしょうか...


  
煙突の先端。
真下から見上げると目が回りそうです(笑)


  
さて、そろそろ時間も無くなってきたので、残念ですが帰ることにします。

最後に感想を...
ここの火葬場は立地条件にも拠るのでしょうが、不思議と陰惨さが皆無
で、明るく開放的な印象を受けました。
ともすれば、山奥や僻地に追いやられがちな「火葬場という施設」ですが
”隠すばかりが能じゃない”ということを今回の訪問で痛感させられました。
もっとも、自治体が建設に最適な敷地を保有しているというのが”大前提”
になるのでしょうけどネ...

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